ムーミンの日なので、ムーミンマグについて語る

「語る」というほど、ムーミンマグに詳しいわけでもなんでもないですが、例によって我が家にも結構な数があります。最初に手にしたのは初めてのフィンランド旅行でアラビアのファクトリーショップに訪れた時。そこからしばらくはフィンランドへ行くと、その時の限定マグ(シーズンエディションや、企画もの)を買うことにしていました。フィンランドには今まで8回行っているので単純計算で8個のマグを持っているはずなんですが、なぜかそれ以上にあるんですよね。友人に貰ったり柄が気に入って普通に買ってしまったりと、数えてみたらその数15個。

そんなの中でも思い入れが強いのが、マイ・ファースト・ムーミンマグ、2009年夏限定のシエスタです。私は色味もモチーフも気に入っているのに、周りでは何故か不評だったりします。シーズンマグには一枚絵でぐるっと一周イラストが入っているものと、表と裏が同じイラストのものの2種類があるのですが、この時期(2006〜2011年)の夏マグは後者のパターンが多く、このマグもその一つ。一枚絵の物と比べると若干の手抜き感があると言われればそうなので、人気がないのも致し方ないのかもしれません。そういえばこのシエスタ、ムーミンパパがメインで描かれているけれど、元ネタのコミックスでは実はムーミン。2014年にアラビアミュージアムで行われたムーミンマグ展でムーミンバージョンのラフ画が展示してあり、びっくり。ムーミンパパのシルクハットがあるかないかで大違いでした。これがムーミンだったら、可愛らしすぎてあまり好みではなかったかも。

ちなみに、一番のお気に入りは2012年にヘルシンキが World Design Capital に選ばれた記念に作られたフレー!正確にいうとムーミンでなく「さびしがりやのクニット」という絵本がモチーフになっています。キャラクター感低めでちょっと寂しい雰囲気が好み。ムーミンマグを含め、ティーマベースのマグは一人で使うには多すぎる数を持っているのに、つい好みのものと出会うと買ってしまうんですよね。すでに箱に入れて棚の奥深くに仕舞われているもの多数。増やしすぎないように注意しないと。