ヴィーリが日本上陸ですと?

フィンランドのスーパーマーケットを訪れると驚くのが、乳製品売り場に並ぶ商品の種類。牛乳、ヨーグルト、チーズはもちろん、ヴィーリ、ピーマ、ラハカなど日本では聞かない名前の乳製品も沢山あります。フィンランド旅行でヨーグルトかと思って買ったら何やら違う食べ物だったという方も多いのではないでしょうか。そんな数多く存在する乳製品の中で、私がフィンランド滞在中に必ず食べるのがヴィーリ。ヨーグルトに似ているけどヨーグルトではない、粘度高め、酸味少なめの乳製品。芬英辞書を引くと 「Nordic kind of sour milk」とか「Similar to yoghurt but less sour」とか出てくるので、北欧特有の食べ物のようです。ちなみに、スウェーデン語だとフィル(Fil)。フィンランドはスウェーデン語も公用語なので、フィンランドメーカーのパッケージにはフィンランド語(Viili)とスウェーデン語(Fil)が両方表記されています。

ヴィーリは日本には売っていないのでフィンランドに行った時にしか食べられなかったのですが、なんとホームメイド・ヴィーリというヴィーリの素のようなものを昨年の11月に大阪の会社が販売を開始していたのです。ツィッターで見かけ、おお!となり、Amazonで購入してみました。ミルキーの小箱サイズのパッケージに粉末状のヴィーリの素が入ったスティックが10本入っていて、その中の1本を1リットルの牛乳に入れてよく混ぜ、室温で1日置いておくだけ。翌日には牛乳パックの中にヴィーリができています。完成したら何か容器に入れ替えて保存しておくのが普通なのかもしれないけれど、フィンランドでも牛乳パックに入ったヴィーリが売っていたなあと思って、そのままの状態で冷蔵庫保管中。

YouTubeで2011年の広告を発見。スーパーで見かけた時、こんな大きいパック買う人いるのかしらと疑問だったのですが、今ヴァリオのサイトを見たら載っていなかったので販売終了したようです。やはり大きすぎたのか。作ったヴィーリは勿論そのままでも食べられますが、あまり味がないので蜂蜜やメープルシロップ、果物なんかを入れます。夏は冷凍ベリーがおすすめ。酸味がないのでソースに使ったりもできるみたいです。そういえば、フィンランドにいた時にポテトとピクルスをヴィーリで和えたサラダを作ったりしたっけ。自分の過去ブログを検索していて思い出しました。何はともあれ、中垣技術士事務所さんありがとう!これからも継続して買うので、ずっと販売続けてください!