ヘルシンキその5 サンタからの手紙を書く

フィンランド滞在も終わりが迫ってきました。朝起きてやっぱりコーヒーが飲みたすぎるし、頼まれていた手紙も書かないといけなかったのでアパート近くのカフェへ。ここ数年、誰かしらにサンタクロースになり代わって手紙を書いて欲しいとお願いされるのですが、今回はフィンランドから出して欲しいという依頼。もらったテキストをフィンランド語に訳すのに手こずりましたが、なんとか書き上げました。6枚入りの切手を買ったので、年末に断念した年賀状の代わりに数人にエアメールも書いたりなんかもしたら、手が棒のようになってしまった。こういうとき、日頃どれだけ手書きをしていないか実感します。カンッピからほど近いKahvi Charlottaはグーグルマップから見つけたお店なのですが、すごくいい雰囲気でした。カフェラテも美味しかったし。

Kahvi Charlotta
Runeberginkatu 5b, 00100 Helsinki

さて、この日の予定は二つ。関西時代に同じ教会でフィンランド語を習っていた仲間が、私が名古屋に引っ越すのと同じくらいのタイミングでフィンランドへ移住したので、久々に会う約束をしていました。当時の先生一家には年に一度は会いに行くけれど、クラスの人たちとは中々顔を合わせる機会がありません。まして、彼女はフィンランドに住んでるし、5年以上ぶりの再会でした。ランチはPutte’s Bar and Pizzaにて。ものすごく大きなピザにサラダビュッフェ、食後のドリンクが付いて確か10ユーロくらいだったかな。フィンランドでピザを頼むときは基本1人1枚。そして大抵は大きく、日本だったら確実にシェアしてるサイズ感です。さらに、オーナーが知り合いでデザートをサービスしてくれたのですが本当にお腹が限界を迎えていて半分しか食べられなかった…。めちゃくちゃ美味しかったのに無念。

Putte’s Bar and Pizza
Kalevankatu 6, 00100 Helsinki

そのあとは、デザインミュージアムにチラッと寄って、次は彼女の住んでいる所にも遊びに行くねと約束し、別れました。次の予定まで時間があったので、少し休憩しにアパートへ。そんなに気に入っていた部屋ではなかったけど、空いた時間に一旦戻ったりできるのはすごく便利だったなあ。

そういえば、午前中にカフェで手紙を書いた後、その近くのセカンドハンドショップに寄ったことをすっかり忘れていました。外から見るとすごく小さな店構えですが、中に入ると地下へ続く階段があって、そこにはザックバランに中古品がならんでいます。出品者ごとに小さなブースがあって、服が多いところ、食器や雑貨、売れるんだろうかというガラクタまで、本当に様々なものが並んでいます。マリメッコの古着なんかもあって、いいなあと思っていたのですが、オーレ・パルズビーの保存瓶を見つけて一気に心が持っていかれてしまいました。小さい方が€8、大きい方が€24。今回の旅では結局ビンテージショップには全然いけなかったので、思わぬタイミングで出会えてラッキー。友人にガラスモノを運ぶときは中に靴下とか布を詰め込むと割れにくいよと教えてくれたので、早速実践。頑丈にはなるけれど、帰りの飛行機の手荷物検査で怪しまれたので、ぜひやったほうが良いとも言えない感じです。割れたりはしなかったけどね。

さて、話は戻って、二つ目の予定のこと。LUXを一緒に見に行った友人が、まだしばらくいるならもう一回会おうよと誘ってくれたので、お家に遊びに行きました。レストランばっかりでお腹も疲れてるだろうから家で夕飯食べようと言ってくれて、本当にありがたかったです。友人の住んでいるエリアは昔私が住んでいた所のすぐ隣の駅で、電車で向かうのも楽しく懐かしい時間でした。スーパーで買い出しをして軽い夕食をすませ、友人が準備してくれていたHanna-tädin kakut(ハンナタディンカック / ハンナおばさんのクッキー)を焼いて食べました。このお菓子のこと全く知らなかったのですが、簡単ですごく美味しい。日本でも作れそうなくらいシンプルな材料だから、そのうち挑戦してみようと思います。