ヘルシンキその3 ロッピアイネンにご注意を

月曜日。午後から友達と約束があったけど、午前中はフリー。コーヒーを欲していた私は、朝からどこかのカフェに行ってブログでも書こうかと思っていました。アパートメントステイだし部屋でコーヒーくらい入ればいいんたけど、この部屋には薬缶も電気ケトルもなかった!あるのはコーヒーメーカーだけ。フィンランドらしいといえばフィンランドらしいけど。大きいパッケージのコーヒーを買って開封したまま持って帰るのは嫌だなあと思っていたので、日本からドリップパックを持ってきていたけど全く使えず。  そんなこんなで、どこのカフェに行こうかなーとグーグルマップを見ていて、ふと気がつきました。その日がロッピアイネンだということに。ロッピアイネンはクリスマスの終わりの日で祝日です。日本にはない祝日なのですっかり忘れていました。祝日はお休みの店が多く、行きたいなと思ったカフェもほとんど開いていなさそう。

中心の方に行けばどこかしら入れる所はあるかなと思い、とりあえずカンッピのショッピングセンターに入ったらEspresso Houseというスウェーデン発のチェーンカフェが営業していました。数年前まではそんなに見かけなかったような気がするけれど、今回の滞在中はチラホラ見かけたエスプレッソハウス。特にこだわりなく入ったのですが、せっかくフィンランドに旅行に行くのであればヘルシンキ生まれRobert's Coffeeの方がいいかもしれません。たっぷりのカフェラテを飲みつつ、忘れないうちにとロンドン旅行記を書いてのんびり過ごしました。

そんなこんなで友人と会う時間が近づいてきたので、待ち合わせ場所へ。ストックマンから大聖堂へ向かう途中の道沿いにあったPaulig Kulmaというカフェでお茶をしながら近況報告。私たちが出会ったのは2013年なので、なんと7年近く前。昔すぎてお互い色々忘れてました。その頃、私はフィンランドでの3ヶ月生活真っ只中。語学学校に通って毎日フィンランド語の勉強をして、お皿を全然洗わないルームメイトと暮らしていたあの頃。なんだか懐かしくなって、帰国後、昔のブログを少し読み返してみたら色々と記憶が蘇ってきました。そうそう、この時もなかなか衝撃の旅の始まりだったなあ。そして、結構真面目に写真を撮ってブログを書いていて我ながら驚き。今読むとこれはこれで面白いですね。

もう一人別の友人は仕事が終わってから合流することになっていたので、それまでの間、2018年に新しくできたヘルシンキ中央図書館Oodiや昨年できたばかり、ヨーロッパ最大の無印良品などブラブラして過ごしました。それにしてもOodiはすごいですね。Public Library of the year 2019の1位を取ってますし。ただ、図書館というよりはコミュニティーセンターのような印象を受けました。実際、本の所蔵数自体はそんなに多くないようです。館内には各セクションに読書スペースがあり、更には、映画館やカフェ、ゲーム用の部屋、キッズエリアなどもあって、かなり幅広く活用できそう。トイレもジェンダーレスで色々と新しい要素が盛り沢山な図書館だなあと思いました。

無印良品のフロアで友人と落ち合い、スーパーで買ったサンドウィッチを頬張りながら、今日行く予定のLux Helsinkiというイベントを確認。Luxは、毎年1月上旬に行われる光のアートイベント。今年はヘルシンキ大聖堂から始まり、カイサニエミの公園に抜けるルートだったので、まずはカンッピから歩いて大聖堂へ向かいます。ヘルシンキでこんなに人が集まることあるんだというのが一番最初の感想。他のセクションでは20分待ちとか(!)結構な行列とかもできていました。今季のフィンランドはとても暖かくて、雪も全然降らないし、滞在中も気温がマイナスになることはありませんでした。とは言っても、やっぱり長時間外にいるとどんどん体は冷え、頭はぼーっとし、フィンランド語も全然入ってこない始末。数年前にLuxに行った時は確かマイナス15度くらいだったと友人は言っていたけれど、その気温だったら一体私はどうなっていたのでしょう。想像もつきません。その日は、晩ご飯にみんなでピザを食べて帰路につきました。