おいしいカルダモンロールと言葉の不安[FINLAND TRIP DAY3]

出発から初日、2日目と活動的な日が続き少し疲れ気味だったので、午前中は滞っていた日記を書き上げることに専念しました。元々この旅行中に日記を書くことは考えていなかったのですが、初日に会った友人から日本旅行の時に毎日書いていた日記を読み返すのが結構面白かったという話を聞いて、たまたま持ってきていた新しいノートに旅行記を綴ることにしてみたのです。(ブログを書き始めたのがすっかり遅くなってしまったので、結果的にこの旅行記がかなり役に立っている)

この日の予定は友人の仕事終わりにご飯に行く位だったので、アパートから遠くない場所にあるセカンドハンドショップにでも行ってみようと昼過ぎに部屋を出ました。曇り空で天気が悪く、古着屋で買ったばかりのアウターの上に持ってきていたウィンドブレーカーを重ね着しても寒い。滞在中ずっとこんな天気だったら嫌だなあと思いながら、目的地に向かって15分ほど歩くとドアには夏休みのお知らせ。これが7月の洗礼か・・・。せっかく歩いてここまできたのに何もせず引き返すのは悲しいので、Googleマップで周辺検索をして見つけた雰囲気が良さそうなカフェへ行ってみることにしました。

Päijänne通りにある、Kahvila Päijänneという小さなお店。男性が一人で切り盛りしている店内には、アルテックの照明A330S、マリメッコの食器、椅子もビンテージかな?わからないけど、すごくセンスがよかった。冷え切った体に注文したカフェラテとカルダモンロールが染み渡って最高でした。インスタグラムを見てみたら、ラスキアイスプッラやルーネベリタルトなど季節のお菓子も載っていてすごく美味しそう。また再訪したいカフェの一つです。

エナジーチャージが完了し、トラム一本で行けるイッタラのアウトレットにも足を運ぶことにしました。久々のアラビアエリア。間違えて目的地一つ手前の停留所で降りてしまい、しかたなく寒空の中歩いたのでカフェで温めた体は冷え切ってしまったけれど、ARABIAの建物を見ると何故かテンションが上がります。先に5階のミュージアムをさらっと見て、1階に戻りアウトレットへ。特に欲しいものがあったわけではないけれど、店内をぐるっと見て回っていたら、一番奥の棚にマリボウルのユニークカラーなるものを発見。グレーに近いものやもシーブルーっぽいものなど数種類があって、値段も定価の半額以下で15,96ユーロと超お買い得だったので購入してしまいました。割と大きなガラスの器だからスーツケースの結構なスペースを占領していて宿移動の度に頭を抱えたけれど、やっぱり持って帰ってきてよかったなあと今改めて思うくらいマリボウルがあると家のフィンランド感が増す気がします。

友人との待ち合わせ時間が近づいてきたので、荷物を置きに一旦アパートへ戻り、急いで中央駅へ。今回は色々なカフェに行ってみたいと思ってるんだ、と話したら友人のお気に入りカフェに連れて行ってくれました。中央駅からカイサニエミ方向に歩いてすぐのRoasbergというお店。ケーキもおいしいんだよ〜。と言われたけど、夕方だったので2人ともアルコールを注文しました。飲みながらお喋りをしていたらもうひとり友人が合流したので、次に会う日の計画を色々と提案してくれて、晴れたらどこかの島に行ってピクニック、雨ならゲームセンターに行こうということに。ゲームセンター・・・(?)

お腹も空いてきたので、夜ご飯はこれまた友人の行きつけだというベトナム料理屋さんへ。旅行中、自分ではなかなか選ばないような店に連れて行ってもらえるのは、すごく貴重で楽しいです。ただ、フィンランド人が2人以上いる時の会話はどんどんスピードアップするのでついていけない。それがすごく悲しくて。全部理解できるようになりたいなあと心から思います。そして自分の言語能力への不信感が高まる中、インスタグラムで私がヘルシンキにいることを知ったアーティストのヤーッコが、ランチでもどう?とメッセージをくれたので翌日会うことに。正直、この時は楽しみより不安の方が優っていました。

Kahvila Päijänne
Päijänteentie 1, Helsinki

Iittala & Arabia Design Centre
Hämeentie 135 A, Helsinki

Roasberg
Mikonkatu 13, Helsinki