超ハイカロデザートプレートを作ってみた

夏になるとオーブンを使うこともめっきり減るのですが、久々に友達が遊びにきてくれたので気合を入れてお菓子を沢山焼きました。せっかくなので何種類か作ってイギリスのアフタヌーンティーみたいにしたら楽しそうと思い、準備したのは5種類。シナモンロールにモカケーキ、マフィン、クッキー2種類。もちろん1日で作ることは到底できず、何日かに分けて制作したのですが、いやー、なかなか大変でした。

メインに使ったスクルーフのベルマンプレートは、直径32cmとかなり大きくて1年以上前に買ったのに使うのはこれが初めて。フィンランドオタクの私が持っている数少ないスウェーデン食器です。それらの中でもインゲヤード・ローマンデザインのスクルーフ製品は大好き。宙吹きで作られたベルマンプレートは眺めるだけでもうっとり美しく、21、27、32cmとサイズ違いで3枚持っています。取り皿は昨年復刻されたアラビアのスンヌンタイ。ビンテージ価格が上がり続けていたシリーズだったので復刻は本当に嬉しかった。これを使うと、食卓がぱっと明るくなるのでお気に入り。

ガラスプレートとセラミックの取り皿やカップ&ソーサーの組み合わせは私の鉄板。フィンランドにいた時、友人が出してくれたパラティッシのティーカップとガラスプレートのコーディネートがとても素敵で、それ以来、誰かが遊びに来るときは私も取り入れることが多いです。ちなみに、メインに装飾付きのセラミックプレートを選んだ時は、小皿にカイ・フランクのルナというガラスプレートを使います。フィランランドのセカンドハンドショップで確か1枚4ユーロぐらいで見つけて、頑張って4枚持って帰ってきた思い出の品。買った当時はそれカイ・フランクデザインなんて全く知らず、ただ気に入ったから買ったのですが、あまりにも使いやすかったので、数を揃えるために調べてさらに追加購入してしまったものです。

今回作ったお菓子は全てフィンランドものなのですが、フィンランドのレシピって分量が異様に多いんですよね。一つのレシピでバター200gとかもザラにあります。大概半量で作るようにしているのですが、何を思ったのかモカケーキをレシピ通りに作ってしまい、すごい量の生地が出来上がりました。なので、実はモカケーキとココアマフィンのベースは同じ生地。焼き方とデコレーションを変えただけですが、食べてみたら結構違うものになっていたのでラッキー。

フィンランドのモカケーキ(Mokkapalat / モッカパラ)は、ココアを混ぜ込んだ生地を天板に流し入れて焼き、コーヒーを入りのアイシングとカラーシュガーでデコレーションしたものです。初めて食べたのは、確か友人の引越しパーティー。手作りのサンドイッチやケーキ、フルーツなどがテーブル一杯に並べられてい中でも特に印象に残ったお菓子でした。

ハンナおばさんのクッキー(Hanna-tädin kakut / ハンナ タディン カック)は、この前フィンランドに行った時に友達が作ってくれたもの、オートミールクッキー(Kaura keksit / カウラ ケクシ)は関西住み時代にフィンランド語の先生に教えてもらったもの。今度これらのレシピを日本語訳してイラストと一緒に描いても面白いかもと、このブログを書きながら思ったのでした。