旅行記番外編その2 私がフィンランドで必ず買うもの

フィンランドに行くと買いたいものは沢山あります。イッタラやマリメッコは勿論、セカンドハンドショップで古着を見たり、ヴィンテージショップで食器や小物を見たりと忙しい。それに加えてその土地の生活を垣間見たいなら訪れるべき場所、スーパーマーケット。ただただ商品パッケージを眺めたり、見たことのない食べ物を試してみたり、お手頃にお土産をゲットできたり、とにかく楽しい私の大好きな場所です。最近はフィンランドのスーパーマーケットで買えるおすすめのお土産を紹介しているサイトも沢山ありますので、メジャーなものはそちらでチェックしてもらうとして、私はフィンランド旅行での買うものリストに必ず入れている、プッラ(Pulla)という食べ物を日本で作るために必要なものを紹介してみます。

フィンランドのベーカリーやカフェ、スーパーで見かけないことはほぼないと言っても過言ではないプッラ。映画かもめ食堂で一躍有名になったシナモンロール(フィンランド語でKorvapuusti / Kanelipulla)もプッラの一種です。アメリカタイプのフカフカで甘いシナモンロールとは違い、どっしりした生地に粗挽きカルダモンが練り込まれたこの甘いパンは、フィンランド人のコーヒータイムに欠かせないおやつのひとつ。フィンランド旅行での滞在中に一度は食べることになるでしょう。そしてこの味の魅力に取り憑かれてしまう人も少なくないはずです。現に私もその一人。

日本に帰ってきてからもプッラを食べたいという方は、フィンランドにいる間に買っておいた方がいい物が2つあります。まず一つ目は粗挽きのカルダモン。

ポイントは粗挽きという点。なぜなら、日本で手軽に買えるカルダモンはほとんど粉末状になっているから。専門店などでホールを買ってきて自分で挽けたらそれは勿論香りもたっていいんでしょうけれど、そんな手間がかかることをいちいちやっていられません。フィンランド人はプッラを買うだけでなく家で作ることもしばしばありますから、その材料も手軽にスーパーマーケットで手に入ります。このプラスチックの筒状パッケージに入ったもので€1ちょっと。小袋に入った安いものや、大容量のものとか色々ありますが、この筒状パッケージは形も独特だし、持ち帰りにも保管にも楽なのでおすすめです。

さて、続きまして二つ目は、オーブンで焼いても溶けないあられ砂糖。(Raesokeri / ラエソケリ)これをプッラの上に振りかけ、オーブンに入れて焼きます。

製菓材料店などで売っているワッフルシュガーと同じものだと思うのですが、このラエソケリはかなり粒が小さいです。別にワッフルシュガーでも良いし、なんならアーモンドダイスとかでも良いとは思うのですが、やっぱり見た目的にもラエソケリがあると気分が上がります。かなりざっくりですが、以前インスタグラムに載せたシナモンロールのレシピを貼っておくので、興味がある方はぜひ作ってみてください。









・牛乳 250cc ・ドライイースト 11-12g ・塩 小さじ1/2 ・卵 1個 ・砂糖 100cc ・強力粉 500cc ・薄力粉 200cc ・バター 100g ・カルダモン 小さじ1 ・バター 適量 ・砂糖 適量 ・シナモン 適量 ・あられ砂糖 適量 ・卵 1個(ツヤだし用) 人肌に温めた牛乳にイーストを溶かし、砂糖、塩、卵を入れ泡立て器で混ぜる。小麦粉を3回くらいに分けて入れる。粘り気が出てきたら手で捏ね、バターを入れてさらに捏ねまとめる。ーー発酵(45分から1時間くらい)ーー 生地を長方形に伸ばし、柔らかくしたバターを生地全体に塗る。その上から砂糖、シナモンをまんべんなく生地にふる。生地を手前からくるくると巻き、境目をしっかり止める。つなぎ目を下にして、ハの字型にカットし成形。ーー発酵(15分くらい)ーー ツヤ出し用の卵を全体に塗り 、あられ砂糖をまぶす。220℃に温めたオーブンで12-15分ほど焼く。#スコープ計画010 #ラビントラスンヌンタイ #scope_japan #korvapuusti #sunnuntai
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